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2010年3月29日 (月)

詩 「春のサクリファイス」

    

雪崩る感情は

春が来ても発見されず

永久凍土のなかで眠り続けるだろう

巻き込まれた、

春の芽吹き

それも不運というもの

きっと訪れぬ翠が相応しい

  思う 思う

  きみを思う

  何処かのプラットホームで

  最終電車を逃したきみの

  薄いコートに包まれた胸を

  ざまあみやがれと笑う

  痛む 痛む

  きみのうたに零れる、

  鱗粉に触れては

おしまいは

いつか突然に訪れて

後悔すら追いつかないだろ?

薄墨桜の枝垂れる頃に

環状線は混乱し

ひとなだれの中で

失われたかたちが

わたしだったことを

きみは思い出すだろう

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コメント

うにゃ!連分け出来てない(汗)

投稿: 佐藤 銀猫 | 2010年3月29日 (月) 21時33分

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